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放射能自主検査:野菜からは不検出

 相模原市緑区内の畑の土壌と野菜について、民間検査機関による放射能の自主検査を実施しました。相模原市緑区内の5か所の土壌を検査した結果、緑区長竹の土壌から放射性ヨウ素131(23Bq/Kg)と放射性セシウム(合計71Bq/Kg)が検出されました【表1】。 しかし、同時に行った野菜(タマネギ、絹さや、原木シイタケ)からは、放射性ヨウ素、放射性セシウムともに検出されませんでした【表2】。この検査は、有機農業ネットワーク神奈川の会員生産者が自主的に行ったもので、5月22日に検体を採取しました。検出限界は1Bq。

【表1】土壌検査結果
採取地 放射性ヨウ素 放射性セシウム
Cs-134 Cs-137
緑区日連 不検出 不検出 不検出
緑区吉野 不検出 不検出 不検出
緑区名倉 不検出 不検出 不検出
緑区青野原 不検出 不検出 不検出
緑区長竹 31 39 32
 ※検出限界 1Bq

【表2】野菜検査結果
品 目 採取地 放射性ヨウ素 放射性セシウム
タマネギ 緑区日連 不検出 不検出
絹さや 緑区長竹 不検出 不検出
原木シイタケ 緑区長竹 不検出 不検出
 ※検出限界 1Bq

 ● 表土除去に効果

 緑区長竹の畑では、約5センチの厚さで表土を除去後の土壌の検査も行い、放射性ヨウ素、放射性セシウムともに不検出でした。表土除去が放射能汚染対策として効果があることが分かりました。事故直後でもあり、降下した放射性物質が土壌深くにまで浸透せず、表面にとどまっていることが明らかになりました。

【表3】表土除去後の土壌検査結果
採取地 放射性ヨウ素 放射性セシウム
Cs-134 Cs-137
緑区長竹 不検出 不検出 不検出
 ※検出限界 1Bq

 ● 詳細な土壌調査を

 神奈川県の発表によれば、東京電力原発事故の後、県内の土壌や野菜からも放射性物質が検出されています。しかし、県による検査は週1回5件程度(茶葉の検査を除く)にとどまっています。土壌検査に至っては3月下旬の5カ所のみで、ほとんど手つかずのお寒い状況と言わざるを得ません。県内農産物の風評被害を防ぐためにも、神奈川県による、早急な県内全域の土壌調査とともに、土壌の汚染状況が分かる詳細なメッシュ化された汚染地図の作成が必要です。

 ・神奈川県
 「県産農畜産物の放射能濃度について」
   http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160255/index-2.html
 「県内の農用地土壌の放射能濃度について」
   http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p224408.html

(2011.06.04)