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    有機ネット神奈川メールニュース  第20号
      http://kanagawa-yuki.net/

                         2010.03.27
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【 今日のニュースとお知らせ 】
 ■第4回有機小麦栽培講座「穂肥」を開催します
 ■就農して一年 「ゆとりをもって」(遊亀農園・服部成史)
 ■【報告】予算面では一歩進んだ 県有機農業対策


■第4回有機小麦栽培実践編「穂肥」を開催します
  この3月31日(水)、有機農業ネットワーク神奈川の第4回有機小
 麦栽培実践編を開催します。今回のテーマは「穂肥」。幼穂(よ
 うすい)が出るころの追肥のやり方が、小麦の味と収穫量を決め
 ます。幼穂の判別についても実習します。

  講師は、前回に引き続いて岡野英明氏(神奈川県農業技術セン
 ター)をお招きし、綾瀬市のなないろ畑の圃場で実際の農作業の
 やり方を学びます。

  ●日 時:3月31日(月)13:00〜15:00
  ●講 師:岡野英明氏
     (神奈川県農業技術センター普及指導部作物栽培課主査)
  ●場 所:なないろ畑農場圃場(綾瀬市市役所周辺)
       現地集合
  ●参加費:500円/回
  ●今後のスケジュール
    第5回 収穫・調整(10年6月)
  ●参加申し込み・お問い合わせ
    有機農業ネットワーク神奈川事務局
    >> webinfo@kanagawa-yuki.net


■【かながわ・ゆうき畑】

       就農して一年 “ゆとりをもって”

                     遊亀農園・服部成史

  当初畑がなくて不安とあせりの日々でしたが、有機クラブの岩
 嶋さんや地主さんの協力により徐々に畑が増え、今年は計約5反
 の畑を借りてのスタートとなりました。

  去年は何事も自分でやるのは初めてで「ちゃんと作物ができる
 だろうか?」と不安と期待のスタートでしたが、苗作りの失敗か
 ら始まり、虫喰い、病気の発生、獣害と一通りの洗礼を受けまし
 た。秦野では一部を除きシカやイノシシなどの被害があるので、
 防除ネットは欠かせません。畑の周りをネットで囲むのですが、
 ある日畑に行くとオス鹿が角をネットに絡ませて逃げられない状
 態でいました。猟友会の人たちに来てもらうと、槍で心臓を一突!
 座り込み息をゼーゼーしながら絶えていく鹿を見ると、動物と人
 間が共生できる環境にできないものかと考えさせられます。そん
 な光景に二度も会いました。

  普段は一人で作業しています。畑仕事は孤独な作業ですが、順
 調に育っている作物やてんとう虫などを見ると元気づけられます。
 でもやはり師匠や研修仲間の存在が大きいです。お互いに助け合
 える仲間がいることは本当に心強い事です。

  野菜は主に個人の方への配達(秦野市内 火・金曜)と、研修仲
 間が主宰の鵠沼直売所(土曜)で販売しています。今年はしっかり
 売れる野菜をつくって販売すること、婚活に力を入れること、農
 園の名前のように心にゆとりをもって生活すること、を目標にし
 ています。

 ・遊亀農園
   http://kanagawa-yuki.net/map/s21.html

  ※随時、会員のはたけ便りを掲載します。


■【報告】予算面では一歩進んだ 県有機農業対策

  3月25日、県民センター(横浜)で第2回神奈川県有機農業推
 進会議が開かれました。県農業振興課より21年度の活動実績、有
 機生産者へのアンケート調査、22年度の取り組みについて報告が
 あり、委員からの意見が述べられました。

  このアンケートは、県内有機生産者の実態把握への第一歩とし
 て、2007年に引き続いて行われたものです。最終的な報告は6月
 頃に公表される予定です。

  22年度については、環境保全型農業予算の内、20パーセントが
 有機農業に向けられることになったそうです。県の農政予算が削
 られる中で、有機農業にようやく予算が付き、一歩前進と言うと
 ころです。

  課長代理が「神奈川の農業が衰退するのは困る」と会の冒頭挨
 拶で述べられていましたが、是非とも県も本腰を入れて農業の振
 興に力を注いで欲しいと思います。しかし、県の有機農業支援に
 は、県議会や県知事の農業の重要性に対する認識を深めないとい
 けないのですが、実はその県議会議員たちや県知事を動かすのは、
 他でもない県民のみなさん。県民からの「有機農業を大事にしろ」
 という声が高まらないと、政策につながりません。私たちは野菜
 を育てるだけではなく、人を育て、社会を育てなければ、有機農
 業は発展しないと思います。

  今回、県が消費者向けに有機農業のPRリーフレットを作成す
 ることになりました。わずか3千枚です。しかも、その文案の中
 には、「(有機農業は)安全な農産物や健康に最もよい農産物を
 生産するためのものとは限りません。」という文言が入っていま
 す。これでは私たちが、安全で健康によいモノを作りたいと願っ
 て有機農業をやっている意気込みが、全く反映されていません。
 とても落胆しました。

  行政に出来ることは、まだそう多くはないだろうと思います。
 まず私たちが、県の支援が無くとも、やることはやって行かねば
 ならない、という想いを強くしました。その活動が多くの県民に
 共感を呼び、その共感が、政治的な決定に結びつき、議会や県知
 事を動かしていくはずです。

  第3回の有機農業推進会議は人事が落ち着く6月に予定されて
 います。
                          (片柳)

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